個人に仕事を任せるよりは、チームワークによって行った方が効果はより高いと思われます。
人は、客観的に他人から意識してもらって自分の存在を確認する場合があります。
この存在感は、存在価値を見い出し、心身に強いエネルギーを生み出す場合もあるのです。
例えば、スポーツなどの応援は、一人で応援するよりも同じファン同士で応援をした方が熱気が高まりやすくなるのと同じことです。
人の脳は、普段の生活の中で無駄な力が入らないように抑制力が働いている場合があります。
個人で任せる仕事は、個人でできる範囲として抑制力が働きやすくなるのです。
2人以上のチームワークであれば、個人で行える以上の仕事を成し遂げると錯覚を起こし、抑制力が弱まる可能性を持ち合わせています。
つまり、個々の出せる力は、普段以上に高まる可能性もあると言えます。
自然が支え合って成り立っているように、人も支え合う精神も大切です。
支えるだけでは力が尽きてしまう場合もありますし、支えてもらってばかりでは、人として成長する糧を見失ってしまいます。
仕事のチームワークは、支え合う事によって充実した日々を送るきっかけにもなるのです。
さらに他人に意識を向ける事で、組織の足りない要素や伸ばせる要素に気づきが現れるかもしれません。
ただし、チームを組む場合は、友達感覚での組み方は望ましくありません。
各々の目的意識を明確化させ、その目的がチームに貢献できる様に取り組んで行く思いも大切です。
チームそのものにも目的を持ち合わせていれば、小さな目的は大きな目的を達成させる源となるでしょう。